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総合内科

General medicine

かぜ

Cold

かぜ

かぜは主にウイルスが上気道に感染した病態で、最も身近な感染症の1つです。

発熱、頭痛、咳や痰、鼻水、のどの痛み、関節痛など症状は多彩で、原因ウイルスも多岐にわたります。アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルスなどが代表的ですが、ウイルスの種類によらず、安静にして栄養補給を怠らなければ、自然治癒力で治ります。

当院で処方するお薬もウイルスに対抗するものではなく、熱を下げる、咳を止める、痛みを和らげるといった症状に合わせた内容となります。黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌感染を併発している可能性が高いと判断した場合のみ、抗生剤も合わせて処方いたします。

自己判断で抗生剤を中止してしまうと、身体の中に耐性菌が出現しますので必ず処方された分を飲み切るようにしましょう。症状に合わせて処方したお薬は症状がなくなり次第中止していただいて構いません。また、発疹を伴っている場合は感染力が強いウイルスの可能性がありますので、来院前にお電話ください。別室にて診察いたします。

インフルエンザ

Influenza

高熱が出ることや感染力が強いことから、社会問題になりうる感染症です。免疫力が低下している方が罹患すると重症化することがあります。

健康な方でも、1週間ほど学校もしくは仕事を休むことになるため、毎年のワクチン接種をお勧めしておりますが、ご存知のようにウイルス株が一致せず、効果が出ない年もあります。ワクチン接種後も、流行時期には手洗いとうがいを徹底して自己管理ならびに感染拡大を防止していただくようお願いいたします。

迅速検査の実施は発症24時間後が目安となりますが、当院では6時間後でもウイルス検出可能な機器を備えておりますので、発症早期でもお越しください。

治療は抗インフルエンザ薬となりますが、近年は治療薬の種類も増えておりますので、問診の中でどのお薬を選択すべきか判断いたします。

頭痛

Headache

頭痛はとても身近な症状です。頭痛には沢山の種類があり、放っておいても大丈夫なものや、すぐに専門的な治療が必要なものがあります。以前から同じような頭痛を繰り返している場合、緊張型頭痛や片頭痛の可能性が高いです。それぞれにあった治療法、治療薬がありますのでご相談ください。必要時には連携施設で頭部CT・MRIを行います。

急におこった頭痛で、これまでに経験がないひどい頭痛、熱がある、手足の麻痺やしびれを伴う、数週間のうちに悪化してくる、吐いてしまうなどの場合には、至急、脳神経内科・外科を受診する必要があります。直接高次医療機関を受診いただくか、当院からご紹介いたします。

肺炎

Pneumonia

日本人の死因第3位の病気です。

細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎など、原因によりいくつかに分類されますが、一般的に「肺炎」といえば細菌性肺炎のことを指します。かぜとの違いは、高熱や呼吸困難を呈しやすいことです。

当院では、胸部の聴診と、パルスオキシメーター(身体の中の酸素濃度を指で計測する機械)、CRP測定器(身体の炎症を測定する機械)といった簡易な検査を併用して、肺炎が疑われる場合のみ胸部レントゲンを施行しております。また、これらの検査機器は肺炎の診断だけでなく重症度の判定にも役立ちます。

細菌性肺炎の治療は抗生剤の投与になりますが、軽症の場合は通院での内服治療が可能ですので、入院の必要はありません。上述の検査で、酸素濃度が低い、CRPが異常に高い、レントゲンで影が広範囲に写る場合は点滴治療が必要となりますので、連携病院を中心にご紹介いたします。

細菌性肺炎の中でも、肺炎球菌による肺炎は高齢者で重症化しやすいです。自治体からワクチン接種の案内が来ている方でご希望の方は当院でも接種できます。

胃腸炎

Gastroenteritis

胃腸炎

かぜと並び、身近な感染症の1つです。

腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱、頭痛などの症状が現れます。原因はウイルス(いわゆるお腹のかぜ)や、細菌、毒物(食中毒を含む)が考えられます。

お腹のかぜの場合、ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなどが代表的ですが、ウイルスの種類によらず、自然治癒力で治ります。

当院で処方するお薬もウイルスに対抗するものではなく、吐き気を止める、熱を下げる、腸の調子を整えるといった症状に合わせた内容となります。下痢を止める薬は、腸からのウイルスの排出を遅らせ、完治するまでに時間がかかるため、脱水を疑う所見がない限りは処方しないようにしています。

細菌が原因の場合は、抗生剤の投与が必須となりますが、抗生剤は免疫にとって重要な腸内細菌も殺してしまうため、整腸剤を併用することが重要です。症状はウイルス性の場合とほとんど同じですが、便に血が混じることがあります。

便秘症

Constipation

便が出づらくなる状態で、腹痛や吐き気を催すことがあります。一時的な便秘は大きな問題となりませんが、慢性的な便秘には注意が必要です。

便秘の原因は、便の通過障害、便の硬化、大腸の機能低下が考えられます。それぞれの対処法は異なりますが、便の通過異常がないかを調べることが最も重要です。

便の通過障害を来す代表的な病気は大腸がんと腸閉塞です。腸閉塞はお腹のレントゲンで診断できます。大腸がんは通過障害を来すとなるとかなり大きいため、便潜血検査をすると非常に高い確率で陽性になります。大腸内視鏡検査は確実ではありますが、身体や費用の負担を考えると、便潜血が陽性の方のみ検査を勧めています。

便が硬い場合は、便を柔らかくするお薬を処方いたします。積極的に水分を摂取して大腸に潤いを与えることが重要です。心臓や腎臓に不安がある方は水分摂取量をご相談ください。

大腸の運動機能は自律神経によって支配されています。加齢や自律神経の失調症で運動機能が低下している場合は腸を動かすお薬を処方いたします。

脂肪肝

Fatty liver

脂肪肝

脂肪分の多い食品やアルコールを多く摂取し続けると脂肪肝になる可能性があります。

自覚症状はありませんが、肝臓の細胞が壊れて細胞内の物質が血液中に放出されるため、血液検査の異常で見つかります。ウイルスが原因で起こるB型肝炎やC型肝炎、お薬が原因で起こる肝臓の異常と区別する必要があります。

原因となる食生活を正すことが治療です。アルコールが原因でない非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、そのほとんどが軽症ですが、肝硬変にいたる非アルコール性脂肪炎(NASH)という病態もあるため、食生活には注意しましょう。

膀胱炎

Cystitis

女性に多い病気で排尿時の痛みや違和感が症状として現れます。熱は出ないことが多いです。

本来、尿は無菌で綺麗な色をしていますが、膀胱炎になると細菌で溢れ、白く濁ります。

原因となる代表的な細菌は、大腸菌と腸球菌で、これらに効果のある抗生剤を選択いたします。水分を十分に摂取して、トイレに行く回数を増やし、尿とともに膀胱から細菌を排出させることが重要です。

腎盂腎炎

Pyelonephritis

膀胱炎は身体の外から膀胱に細菌が入った状態ですが、尿管を通って腎臓にまで達すると腎盂腎炎になります。

膀胱炎との違いは高熱が出ることです。排尿時の痛みがないため、インフルエンザや風邪と誤診されることがあります。左右の腰のあたり(腎臓のある位置)を叩くと激痛が走ります。膀胱炎と同様に、尿に細菌が溢れますので、尿検査で診断できます。

膀胱炎と比較すると炎症が非常に強く、抗生剤の点滴治療が必要になることがあります。症状が強い場合は連携医療機関を中心にご紹介します。