中村橋駅前内科クリニック

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甲状腺疾患

Medical

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンは、身体全体の代謝を亢進するホルモンです。

甲状腺ホルモンが多量分泌される甲状腺機能亢進症では、頻脈、多汗、食思亢進、体重減少など代謝の亢進に伴う症状が現れるほか、高血圧を発症することもあります。代表的疾患には、Basedow病と亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎があります。

Basedow病は自己抗体(TRAb)が甲状腺を刺激して、多量の甲状腺ホルモンを分泌させる病気です。甲状腺機能亢進症の原因の90%ほどを占めると言われています。甲状腺ホルモンの合成を抑えるお薬で治療しますが、難治性の場合は放射線治療や手術が選択される場合もあります。

亜急性甲状腺炎はなんらかのウイルスが甲状腺を刺激することで発症する病気と考えられていますが、数ヶ月で自然に治ります。無痛性甲状腺炎は、分娩後の女性に多く発症する病気で、こちらも自然に甲状腺ホルモンの数値は下がりますが、下がり過ぎることで甲状腺機能低下症を合併することもあり注意が必要です。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が抑制される病態で、徐脈、食思減退、体重増加、むくみ、無気力など、代謝の減退に伴う症状が現れます。無痛性甲状腺炎の経過で生じることもありますが、大半は橋本病が原因です。

橋本病は、甲状腺を攻撃する自己抗体が産生されてしまう病気です。攻撃された結果、甲状腺は慢性的に炎症を起こし、甲状腺ホルモンの分泌が低下します。

橋本病を完治させるお薬はありませんが、足りなくなった甲状腺ホルモンをお薬で補充することができます。治療せずに放置すると、コレステロールも代謝されず、脂質異常症を合併するため、将来的に動脈硬化を起こす危険性が高まります。