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アレルギー科

Allergy

花粉症

Hay fever

花粉症

花粉症は、眼球や鼻腔、咽頭などの粘膜に花粉が付着することで生じるアレルギー疾患です。

アレルギーの症状として、くしゃみ、鼻水、流涙、咽頭痛などの症状が出現します。東京ではスギとヒノキの花粉に悩まされる人が多いですが、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなども原因となります。

例年、スギ花粉は2月中旬、ヒノキ花粉は3月中旬から飛散が始まります。一方、カモガヤなどのイネ科は5月から、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラは8月末から飛散が始まるため、症状の出現時期によりアレルギー原因物質(アレルゲン)となる花粉を推察できます。

治療は、抗アレルギー薬の内服、点眼、点鼻のほか、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)があります。アレルゲン免疫療法とは、少量のアレルゲンを継続的に体内に取り入れることで身体を慣らし、アレルギー反応を減弱させる治療法です。気管支喘息をお持ちの方は、安全性が確立していないため治療を受けることはできませんが、それ以外の花粉症の方はどなたでも治療できます。

当院ではスギ花粉症に対してのみ、舌下免疫療法を行っております。少量のアレルゲンで慣らす必要があるため、花粉症の飛散時期(アレルゲンが大量にある時期)には治療を開始できません。6月~12月の期間でのみ新規の治療を受けて入れていますので、ご興味のある方はご相談ください。

食物アレルギー

Food allergy

食物アレルギーとは、特定の食品によって引き起こされるアレルギー反応です。原因となる食物を口から体内に取り込む以外にも、食物が皮膚に付着したり、吸い込んだりして起きる場合もあります。

原因となる食品には、鶏卵や牛乳、小麦などの他にも数多くのものがあります。

食物アレルギーの治療には、アレルゲンを除去した食事(除去食)が必要です。ただし、消化管が未熟であるために起こった食物アレルギーは成長とともに、解消される場合も多くあります。

咳喘息

Cough variant asthma

咳喘息

咳喘息は、痰が混じることのない空咳が3週間以上にわたって続く状態です。風邪をひいた際にも咳が長引くことがありますが、咳喘息による咳は風邪の症状とは関係なく持続することが特徴です。

また、咳喘息は咳以外の症状が現れないこともあります。一方、気管支喘息は、喘鳴や息苦しさ、呼吸困難からの会話のしづらさなどがみられることがありますが、咳喘息の場合にはこうした症状はみられません。

咳喘息はアレルギー性疾患としての側面があるため、気管支喘息と同様にステロイド吸入薬や気管支拡張薬を用いて治療します。ストレスやタバコの煙などによって症状が悪化することもあるため、生活環境を整えることも大切です。

治療を行なわずに放置すると、一定の割合で気管支喘息の発症へとつながってしまうことがあります。その場合、さらに日常生活の質が落ちてしまい、治療期間も長引いてしまいます。咳が長引くような場合、単なる咳として放置するのではなく、早めに受診をすることが大切です。

気管支喘息

Bronchial asthma

気管支喘息は、気管支の粘膜に慢性的に炎症が起き、内腔が狭くなることで発症します。

気管支が様々な刺激に対して過敏になる結果、咳や痰、呼吸困難などの症状が急激に生じ、発作は繰り返し起きます。

誘因・原因は様々ですが、わが国で最も多いのは、抗原となるタンパク質(アレルゲン)を吸入することで気管支にアレルギー・免疫反応が生じて発症するタイプです。この他に、運動や特定の薬剤(鎮痛剤など)を服用することで同様の症状を引き起こすことがあり、それぞれ運動誘発性喘息、アスピリン喘息と呼ばれています。