慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)は、慢性的に腎機能が低下する病気です。
CKDを引き起こす疾患は多岐に渡りますが、治療を開始する時期が早ければ早いほど、腎機能の悪化を抑え、透析になるリスクを減らせるため、初期の段階で「腎臓専門医」が介入するメリットは非常に大きいです。
原因疾患の治療と、腎臓に負担をかける高血圧ならびにタンパク質の過剰摂取をコントロールすることが重要です。当院にも多くのCKDの方が来院されますが、腎臓がかなり悪化した状態で来院された場合は治療に難渋することも多いため、早い段階での受診が望まれます。
また、CKDの方は、風邪薬や抗生物質、アレルギーの薬など、ほぼ全ての薬で用量に気をつける必要があります。通常の用量で使用ですると、お薬が腎臓から排泄されずに過量投与となるため、専門医に処方してもらうのが良いでしょう。